ヌースフィットのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。私が当社を設立したのは2000年4月ですが、その後父の会社と合併しましたので、合算した歴史は60年余りになります。

父は大日本インキ化学工業(DIC)、理化学研究所を経て会社を立ち上げましたが、その後入社したのがのちに日本の毛髪科学の泰斗となる大門一夫氏でした。それ以来、毛髪の基礎研究とそれを応用した製品開発が当社の特徴となっています。私は大学を卒業すると、父と大門氏が共同で起こした株式会社L.Bケミカル(のちのエルコス ジャパン)に入り、大門氏と二人で処方開発と毛髪の研究を行なうことになりました。処方に関しては、大まかに方針が決まると私は製造を担当していた父の会社に行き、実際どうやってつくるかを検討するとともに、大門さんの長男でのちに社長となる大門哲也氏とどのような商品にするかを話し合い、商品化していきました。
私が開発者人生で大切にしてきたことは、常に「なぜ?」を問い続けることです。ヌースフィットのロゴの「?」を逆さにした文字は、その気持ちを表現しています。

当社が目指しているのは、お客さまが「こんな会社につくってほしい」と思う対象に、どこまでも近づくことです。当社は中小企業としてはまれなほど研究設備が充実しており、「実験主義社」の名のもとにスタッフは日々実験に励んでおります。いままでヘアケア製品の陰に隠れていましたが、今後はスキンケア製品の開発にも力を入れていく予定です。
2020年に竣工した新工場「笹目ベース」は、クリーンルームと最新の製造設備を有し、高度な技術で高品質な製品を製造する体制が整えられています。また、舟渡ワークス、笹目ベースの全二拠点では、国際的な品質規格であるISO9001とISO22716(化粧品GMP)の認証を得ており、国内外のお客さまの安全・安心への要求に応えてまいります。
まだまだ小さな会社ですが、ぜひヌースフィットを試してみてください。

令和3年4月   月株式会社ヌースフィット 代表取締役 亀ヶ森 統

(左より)総括製造販売責任者・松田 進一、取締役・細谷 佳一、
代表取締役・亀ヶ森 統、営業マネージャー・直井 竜二

(上)笹目ベース前の荒川の土手です。天気のいい日は階段を上ると富士山が真正面に見えます。